死者42人、熊本・大分で避難者なお11万人
熊本地震
行方不明者の捜索をする自衛隊員ら=17日、熊本県南阿蘇村(村本聡撮影)
地震が続く熊本、大分両県で17日、余震とみられる揺れが相次ぎ、自宅などから避難した人は両県で最大約19万6千人に上った。午後には計約11万人にまで減ったが、避難は長期化する恐れが出てきた。
熊本県によると、南阿蘇村の家屋倒壊の現場で片島利栄子さん(61)が心肺停止状態で発見され、その後死亡が確認された。震度7を観測した14日以降の地震による死者は計42人となった。同村には安否不明者が11人おり、片島さんが含まれるかどうか確認を急いでいる。また既に見つかっていた男性の遺体も東海大2年生の大野睦さん(20)と判明した。
気象庁によると、地震発生回数(マグニチュード3・5以上)は、2004年の新潟県中越地震を上回り、内陸や沿岸で起きた地震としては最多ペースになっている。14日から18日午前0時までに観測した震度1以上の地震は492回。
政府地震調査委員会は、熊本県で16日に起きたマグニチュード(M)7・3の地震は「主に布田川断層帯の布田川区間の活動」との評価をまとめた。
同区間の東側は、阿蘇山のカルデラの中まで延びていたとみられることも判明した。
熊本県内では今回の地震の影響で40万戸以上が停電。約25万世帯で断水となった。JR九州は18日にも脱線した九州新幹線の車両の撤去作業に着手する。
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