(4-1)温暖化対策と経済成長 両立に決意新た

第25回地球環境大賞
授賞式前に庭園で記念撮影をする前列左から黒川浩助・再生可能エネルギー協議会理事長、小林文彦・伊藤忠商事常務執行役員CAO、田中孝司・KDDI社長、宮下正裕・竹中工務店社長、小路明善・アサヒグループホールディングス社長兼COO、西浦三郎・ヒューリック会長、石口純輝・千葉大学環境ISO学生委員会理事長、降矢祥博・凸版印刷副社長、江島祥仁・伊藤園副会長、吉田忠裕・YKKAP会長CEO、野本弘文・東急電鉄社長=18日、東京・元赤坂の明治記念館

 好天に恵まれた18日、東京・元赤坂の明治記念館で行われた第25回「地球環境大賞」の授賞式。会場には環境のトップランナーともいえる受賞企業のトップをはじめ、産官学の関係者が勢ぞろいし、地球規模の課題となっている温暖化対策と経済成長の両立に決意を新たにしていた。

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 ≪受賞 喜びの声≫

 ▼大賞

 □野本弘文・東急電鉄社長

 2015年にグランドオープンした、二子玉川ライズにおける生態系保全、エネルギー資源の高効率化などの環境配慮の取り組みを高くご評価いただき、誠に光栄に存じます。おかげさまで本プロジェクトは昨年11月、世界的な環境認証評価LEED(リード)の「まちづくり部門」においても、世界初となるゴールド認証を取得しています。この度の大賞受賞を大きな励みとして、今後とも「美しい生活環境の創造」に努めてまいります。

 ▼経済産業大臣賞

 □吉田忠裕・YKK AP会長CEO

 当社が開発した高断熱樹脂窓「APWシリーズ」を高く評価いただき、誠に光栄です。住宅の中で最も熱の出入りが大きい「窓」を通して、エネルギー消費を抑え、健康で快適な暮らしに貢献していきます。

 ▼環境大臣賞

 □江島祥仁・伊藤園副会長

 当社の野菜飲料「充実野菜」に採用している「アルミレス紙パック飲料容器」について、凸版印刷様、日本製紙様との協働の取り組みを高くご評価いただき、大変光栄に存じます。受賞を励みに、今後も持続可能な社会の構築へ貢献していく所存です。

 □降矢祥博・凸版印刷副社長

 伊藤園様、日本製紙様との協働の取り組みに高いご評価をいただき、誠に光栄に存じます。今後も当社の透明バリアフィルム「GL FILM」の活用によるアルミレスの推進など、環境に配慮した製品の開発に取り組み、持続可能な社会の実現に努めてまいります。

 ▼文部科学大臣賞

 □石口純輝・千葉大学環境ISO学生委員会理事長

 大学生だけで構成するNPO(民間非営利団体)で、このような栄誉ある受賞ができたことを光栄に思います。環境出前授業や自然を育む植樹里山事業、環境助言事業など、今後も学生の目線を大事に、より一層の社会貢献を推進してまいります。

 ▼国土交通大臣賞

 □西浦三郎・ヒューリック会長

 都市型中規模ビルにも効果的な自然換気・自然採光システムの開発に関して高く評価していただき、誠に光栄に存じます。本受賞を励みに、今後も省CO2(二酸化炭素)型ビルの開発を推進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

 ▼農林水産大臣賞

 □小路明善・アサヒグループホールディングス社長兼COO

 農作物の収量向上、化学農薬の使用量削減など環境保全型の農業につながる、酵母細胞壁を使用した農業資材の開発を高くご評価いただき、誠に光栄です。本受賞を励みに、今後も持続可能な社会の構築に貢献してまいります。

 ▼日本経済団体連合会会長賞

 □宮下正裕・竹中工務店社長

 企業7社と東京工業大学で結成した「ECM共同研究開発チーム」が、産学官連携で取り組んだ「ECM(エネルギー・CO2ミニマム)セメント」を高く評価いただき、誠に光栄に存じます。今後も、まちづくりを通したサステナブル社会の実現を目指し、社会的課題の解決に取り組んでまいります。

 ▼フジサンケイグループ賞

 □田中孝司・KDDI社長

 東京大学、九州工業大学と共同で取り組んできた音波・音響技術を使った「絶滅危惧種の野生イルカの生態調査」プロジェクトを高くご評価いただき、光栄に存じます。本受賞を励みに、今後も生物多様性保全に、より一層貢献してまいります。

 ▼奨励賞

 □小林文彦・伊藤忠商事常務執行役員CAO

 栄誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。働き方改革による効率経営の実現が労働環境の改善だけにとどまらず、CO2(二酸化炭素)排出削減効果も伴うことを実証することができたと思っております。今後も本受賞を励みに、地球環境保全活動に努めてまいります。

 □黒川浩助・再生可能エネルギー協議会理事長

 名誉ある賞をいただき、大変光栄です。発足以来のモットーである持続性ある地球環境づくりに向け、この賞を励みに、専門家集団として産学官、そして市民と連携し、さらに再生可能エネルギーの普及促進に取り組み、特に技術面からわが国のエネルギー基本政策の一翼を担えるよう努めてまいりたいと思います。