「私なりにけじめ」表明…宿泊費や飲食費は「返金し、慈善団体に寄付」
舛添氏「第三者」調査結果会見(4)《「公私混同」疑惑が指摘されている東京都の舛添要一知事の政治資金について、「第三者」として調査を担当した佐々木善三弁護士と森本哲也弁護士が、調査結果の概要を説明。これを受けて、舛添氏が再び発言を始めた》
舛添氏「先生方、どうもありがとうございました。極めて短時間の中で60ページを超えます報告書をまとめていただいたことに、心から感謝申し上げます。違法な点についてはないと聞きましたが、他方で公私の区別がなく不適切であると厳しいご指摘をいただいた点につきまして、大変恐縮をいたしております」
《都知事に就任する前の、国会議員時代の資金の取り扱いにも話が及ぶ》
舛添氏「振り返りますと、私が国会議員として自民党に所属していた時代には、税金を原資とします、いわゆる政党助成金に関しましては、自民党が独自に作成しました内規に基づきまして、助成金の使い道は極めて限定されておりました。政党助成法上は(政治資金の)使い道については特に制約はございませんでしたが、飲食や会合などの使用については、それは使用しないという内規がございました。毎年、自民党支部によって助成金が内規に従っているかというのは極めて厳しく党本部からチェックされておりました。公認会計士が内部チェックをしていたことを記憶しております」
舛添氏「しかし、私は自民党を離党いたしまして、平成22年4月に新党改革を結成して代表として就任した当時は、政党助成金以外の政治資金が少ないということがあったり、それから自民党時代のような政党助成金内部チェックシステムもございませんでした。また、自分自身が党の代表であるという慢心もあったと思います。今回の調査で(政治資金の)使い道が必ずしも適切ではないということにつきまして、心から反省をいたしております」
舛添氏「また、多くの方々から、『他人には厳しいが自分には甘いんじゃないか』、『身銭を切っていないのではないか』、『公私混同だ』という厳しいご批判を受けております。そのことについても、厳しく反省したいと思います。また、これまで私が著書や取材、テレビでいろんな発言をして参りました。それと今やっていることと矛盾しているんではないか、そういう厳しい批判をいただきました」
《舛添氏は、こうした批判について「そのような批判を受けることに値するような、極めて恥ずかしい行動をとってきたということについて、心から反省したいと思います」と述べた》
舛添氏「今後の対応につきまして、このような皆様方の声を胸にしっかり刻みまして、皆様方の信頼を少しでも回復できるように公私の区別を明確にして、粉骨砕身で都政の運営に努めて参りたいと思います。しかし、言行不一致ではないか、信用できないのではないか、という厳しいご批判をたまっていることは十分承知しておりまして、自分自身でけじめをつけたいと考えております。そこで、まず調査報告で違法ではないが、先生方から不適切と指摘いただきました点について、まず申し上げたいと思います」
《神奈川県湯河原町の別荘近くでの飲食費や、千葉県木更津市のホテルに泊まった際の宿泊費…。政治資金から支出し、私的利用の疑いが指摘されていた項目について、今後の対応を述べた》
舛添氏「まず、宿泊費や飲食費の支出について、これは返金したいと思います。返金につきましては私の個人資産から返金したいと思います。そして、私とは全く関係ない慈善団体に寄付したいと思います。ただ、公職選挙法上、寄付禁止行為というのがありますので、それに抵触しないよう、寄付先についてどのように寄付するか、関係の専門家に相談しているところです」
《インターネットのオークションサイト「ヤフオク!」で美術品を落札し、政治資金などで支払っていたことについても釈明した》
舛添氏「美術品などについては、弁護士さんから公私の区別を明確にせよという勧告をいただきました。常に申し上げてきましたが、これを財テクとして買ったつもりはありませんし、政治活動のツールとして利用することを考えておりましたので、私が政治団体を解散するときには、それらを必要としてくれる美術館などに寄付したいと思っております。また今何ができるかということですが、美術品は知事室、廊下などにたくさん展示しております。それに加えまして、東京都の病院や福祉施設で活用いただけるところがあれば、ぜひお願いしたいと思います」
《都心から約100キロ離れた湯河原町の別荘まで公用車に送迎させた問題についても、今後の方針を示した》
舛添氏「今回の発端でもあります湯河原への公用車利用について、都民の皆様ならびに都の職員にも大変なご心配をおかけしているところでございます。今後、湯河原に行くことになれば、再び皆様のご心配をお招きすることになりかねないと思いますので、このたびこの施設の所有者と相談し、第三者に売却するということを決定いたしました。できるだけ早くこの施設を買っていただける方を探して、売却をしたいと思います」
舛添氏「最後に皆様に調査報告をこういう形ですることができました。私なりにいくつかのけじめを表明させていただきました。今後もこの決意を実際に現実的に履行する過程で、今日調査していただいた先生方にしっかりと勧告を受けたいと思います。明日から調査結果につきまして、都民の代表であります都議会で先生方から厳しい質問を受けることになると思います。先生方の厳しいご指摘につきまして、今まで自分に足りなかった部分として強く自分を戒めていきたいと思っております。生まれ変わった気持ちで、新たに都政のために尽くさせていただけるように、明日からの代表質問、一般質問におきまして都民の皆様への説明責任を丁寧に行っていきたいと思います。こうして多数の方々をお招きして記者会見をさせていただいたことに、心から感謝申し上げます。私からは以上です」
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