「覚悟はしていたけど悔しい」 脱原発テントの強制撤去で景色一変
経済産業省の敷地内に不法占拠していた「脱原発テント」に対する強制執行が行われ、撤去が始まった=21日、東京・霞が関(古厩正樹撮影)
夜が明け、周囲が明るくなったころ、3時間以上に及ぶ作業が終わった。21日の東京地裁による脱原発テントの強制撤去。テントが張られていた経済産業省の敷地は、フェンスで囲まれた景色に様変わりした。テントに泊まり込んで脱原発を訴えてきた市民からは「覚悟はしていたけど悔しい」との声が漏れた。
「これから執行します。私物を持って出てください」。午前3時半すぎ、東京地裁の執行官らが一気にテントを取り囲み、瞬く間にバリケードが設置された。
テント内で寝泊まりしていた数人は外に出され、「脱原発テント」と書かれた横断幕が下ろされるのを、ぼうぜんと見詰めていた。
数十人の警備員が周囲を固める物々しい雰囲気。立ち入りを規制した敷地内で写真を撮影しようとした男女が、執行官ともみ合いになる一幕もあった。
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