高畑淳子さんお詫び会見、質疑編(下)裕太容疑者の芸能界復帰「してはいけないことだと思っています」

 

 --裕太容疑者とは同居していたか

 「はい。大学が終わって1人暮らしをしていたのですが、連続して出演させていただける番組がうちの近くだったものですから、1年くらい前に戻ってきました」

 --自宅で一緒になる機会は多かったのか

 「そうですね、私は基本的に外に出ないので、仕事が早かったときは、多いかどうかは分かりませんが、自宅にいる時間もあったと思います」

 --いつから群馬に行っていたのか

 「一度行ったのが8月の上旬、10日くらいに行きまして、そして今回です」

 --最後に裕太容疑者と会ったのは

 「19日か20日くらい、朝出掛けていくときだと思います。早朝の仕事からそのまま群馬に行くということで、泊まりの物がいろいろ、タオルとか、そういう物がなくなっていたので、泊まりに行くんだなということで。顔を見ないまま仕事に行ってそのまま群馬にいった状態。送り出してはいません」

 --会話のないままだった

 「顔を合わせてはおりません」

 --顔を合わせていない状態がしばらく続いていたということか

 「でも、帰ってきていますので、夜寝ているところやソファに寝転がっているところは見ています」

 --昨日、面会では何を差し入れた

 「Tシャツです」

 --Tシャツ1枚

 「はい」

 --今後面会に行こうという考えはあるか

 「はい」

 --その際、何か差し入れたいものは

  「今、そこまでは…。すみません」

 --芸能界に入ってから浮かれていたという話があったが、他の芸能人の方から苦言などを言われていたということは

 「私の知る限りでは苦言というものはなかったと思います。いろんな方からお誘いいただけて、かわいがっていただけているような気がしておりました」

 --女性芸能人でかなり嫌がっている人もたくさんいたようだが。それをテレビで流れたときはどういう気持ちだったか

 「ああいうタイプの男の子が嫌な人は多いだろうな、と思います」

 --性的な衝動を抑えられない、行動にブレーキがかけられないというようなところはあったか

 「私が見る顔は家庭の中だけの顔で、その中で今、思い出されることはないようですが」

 --警察の調べでは欲求を抑えられないということだ、と

 「そのことは今、皆さまが報道されていることなので、それがどうであるかということは、本当に申し訳ないのですが、この場では…」

 --これまではないということだが、こうした犯罪は繰り返される傾向がある。以前に当事者間の話し合いで収まったが、そういうことがあったのか

 「ございません」

 --こういった性的な犯罪を起こすという危機感は

 「ございませんでしたが、今それを言ってはいけないようなことなので」

 --ブレーキがかからないという状況を母から見てどう感じるか

 「家族が22歳の男性にずっとついていることは…。ただ、うちで私はできる限りのケアをしたつもりでおりましたが、今、申し上げることではないと思います」

 --接見の際、弁護士からはどのような話があったのか。(裕太容疑者は)容疑を認めているのか

 「そのことは皆さま方の方がずっとお詳しいと思いますし、この場で申し上げることはできないと思います」

 「あと、私もたびたび、(テレビを見ていて)一視聴者として、こういう会見のときに『どうしてグズグズしていて(はっきりものを)言えないのか』と思っていましたが、世の中には私どもの知らないルールがたくさんあるんだ、と今回知りました。どうか、ご容赦ください」

 --裕太容疑者から被害者に謝罪の言葉は

 「申し訳ない、申し訳ないを繰り返すばかりでした」

 --高畑さんや仕事関係者への謝罪という意味合いももちろんあると思うが、その謝罪の言葉は被害者に対しての謝罪なのか

 「そのように思っております」

 --接見時、他に話した言葉は

 「『仕事のご迷惑はどうなっていますか』と言っていました」

 --言葉はその2つだけだったのか

 <しばし考え込む>

 「…。言ってはいけないんでしょうけれど、『死のうと思った』と言っていましたね。あとは震えて泣くばかりで、理路整然と話せる状態ではありませんでした。どれだけのことを(自分が)話すのかというよりは、(自分が話を聞いて)仕事のご迷惑の報告を自分の中で整理し、外のことを把握しないといけないと思っているようでした」

 --成人した男性の犯罪に対し、親として会見を開くことについてどう思うか

 「成人男性ではありますが、私どもの仕事をするうえで、(バラエティー番組への親子共演など)22歳の成人男性ということを切り離せる仕事の仕方ではなかったように思えます」

 「また、23日から私の家の前にも、たくさんの方がいらしています。この場で報告しないと近隣の方へのご迷惑もありますので…」

 --親の立場として、今後、裕太容疑者をどう守るのか

 「そのことに関しては、次にやらなくてはいけないことだと思っています。私は親として、守るとかガードするとかではないですが、最終的にどんなことがあっても、どんなに申し訳ないことをしたとしても、『親である』ことが最後の最後に来ると思います。私の中でちゃんと整理できておらず、すみません」

 --裕太容疑者は(バラエティー番組などで)女性好きのキャラだった。危ういキャラというのも、彼の人気の秘訣になっていたと思うが、テレビで話していた裕太容疑者のキャラは素のままで、誇張はなかったか

 「そのように思っております」

 --危うさがあるのであれば、裕太容疑者が活動を続ける上での危惧は持っていたのか

 「それは正直、ないわけではございませんでした。ただ、そのままかというと、バラエティートークショーにわれわれは携わっています。ご質問の答えとは違うと思いますが、そうですね、危惧はありましたですね」

 --被害女性とお会いできていないということだが、今後、示談に持っていきたい思いは

 「それは、この場で申し上げることはできないことになってしまうと存じます」

 --今年いっぱいは舞台をやるということだが、高畑さん自身には活動自粛などの選択肢はあるのか

 「私を支えてくれるスタッフもいますし、私個人で判断できない要素もあります。この場で自分の意見だけをいうのは適切ではなく、ご容赦ください」

 --いつか、息子を芸能界に戻してあげたい気持ちは

 「それは、してはいけないことだと思っています」

 -今後、裕太容疑者が罪をつぐなう上で、今後、どう生きてほしいか

 「自分がしてしまったことをしっかり自覚し、把握することがスタート。ご迷惑をかけてしまった方々、とりわけ被害者とされる方へ、どれだけの思いをさせてしまったのか。ちゃんと自分の心の中に身につけ、抱えるのが一番です」

 --裕太容疑者の「死のうと思った」という言葉を聞き、高畑さん自身はどう思ったか

 「『そんなことを言うなら、こんなことをしてはいけない』と思ったんですけど…」

 --事件以来、高畑さんは一睡もしていないと聞いた。自身の体調は

 「大丈夫です」

 --高畑さん自身も裕太容疑者の芸能界入りに尽力したと言われている。そのことを後悔しているか

 「芸能界に入ったからどうこう、ではないように思います。芸能界に入ったから(今回)こうなった、とはつなげていけないと思います。たくさんの方にかわいがっていただき、力添えをいただきましたことに感謝申し上げます」

 --売れるまで下積みをさせるべきだったと考えているか

 「こんなことを言ってはいけないのでしょうけれども、私が(裕太容疑者の仕事の)後押ししたというようなことは一切、ございません。ただ、一緒に出るということは拒否しませんでした。親子でも子役でも、同じ役者は、同じレールの上に立っているものだと思いますので、親だから共演は嫌だということはないです。私が後押ししたということは一切ないです」

 --今回の事件の責任は、成人男性である裕太容疑者にあると思うが、今後、彼はどのようにこの問題について受け止めていくべきだと思うか

 「大変なことをしてしまったんだということを、何度も何度も彼が自覚すべきだと思っています。もう、その一言です。ご迷惑をおかけした方のことを、頭の中で、1日、1万回思い出す、それくらいのことを、どんなに謝っても謝りきれないことをしたんだと、自分の頭の中で確認する、ということだと思っています」

 --裕太容疑者が群馬に行くとき、荷物を準備していたということだったが、歯ブラシを入れたか、確認したか

 「息子の荷物の中に歯ブラシがあったかどうかですか? 知らないです」

 --確認しなかったか

 「すみません、息子の荷物は…」

 --裕太容疑者にどれくらいの仕事量があったか、把握しているか

 「はい。10件以上だったと思っております」

 --裕太容疑者の仕事について、今後、損害賠償などに発展すると思うが、淳子さんが対応するのか

 「それは歯がゆいですが、そういうことも言ってはいけないことだと思いますが、気持ちとしては『何をしても』という気持ちはありますが…。先ほども申し上げたように、個人で思うことと、私の会社の中の一人の人間として考えなければならないこともあるので…ご容赦ください」

 --学生時代に彼女を紹介されたこともあったということだが、今現在はどうだったか

 「ちょっと私には分からないです」

 --紹介された記憶はない

 「はい」

 --事件発覚後、淳子さんに励ましの声は

 「たくさんの方がご連絡をくださいました」

 --共演者からも

 「はい、ございました」

 --先日、(連続ドラマで共演していた)高島礼子さんにも不幸があったが、高島さんからも連絡はあったか

 「そういうことはこの場では申し上げてはいけないことだと思っております」

 --次の面会予定は

 「先ほど申し上げた通り、平日1日1組3人まで、ということですので、まずはご迷惑をおかけしたお仕事関係のことも含めて、会社の関係の方に優先してさしあげなければいけないと思いますし、私が心情的に会いたいという気持ちは後にしなければいけないと思っております」

 --裕太容疑者の姉のこと美さんとはお話はされたのか

 「姉は報道があったときに、まず、大泣きをしていましたけれども…。やはり『泣いている場合ではない』と。まずは謝る気持ちと、どうしていかなければいけないかということを冷静に見ていかなければいけないのだから、どっちかがしっかりしなければいけない、ということが交互にありました。今後のことの前に、今やらなければならないことがあると、互いに気づきながら…。家族だけになりますと、違う気持ちがまた、息子への気持ちが出てくるんですけれども、それはいけないんだよと、またお互いに…。それはもうだめなんだよ、ということを言い合っているという感じです」

 〈会見開始から約1時間。司会者が会見終了を告げた〉

 「本当にみなさん、長時間、ごめんなさい。ありがとうございました。あの…申し訳ありませんでした。長くお待たせして、お時間、頂戴して…。本当に、申し訳ありませんでした」

 〈淳子さんは再び、深々と頭を下げた。淳子さんはふらついた様子も見せながら、最後はスタッフに手を引かれ、会場を後にした〉

▽高畑淳子さんお詫び会見、質疑編(上)「危うさ、あったかもしれない」