日本のおもてなしの逸品を一堂に 北海道・札幌グランドホテルで展示販売始まる
地元の食材を使ったスープに電源を使わないスピーカー…。世界に通用する日本のおもてなし精神にあふれたえりすぐりの逸品が一堂に会した「OMOTENASHI Selection in 札幌グランドホテル」が17日、札幌グランドホテル東館地下1階クリスタルホール(札幌市中央区)で始まった。23日まで。
OMOTENASHI Selectionは、思いやりの心から生まれたこだわりの「技」や日本独自の「和」の伝統を継承しながら現代に通用する商品、サービスを発掘している。 2017年度の同ホテルの小泉哲也総料理長が監修した北海道のコーンやゴボウ、タマネギ、カボチャを使った缶スープ「ローカル&サステイナブル」シリーズが北海道で初めて2017年度金賞に選ばれたことから、他の地域も含めて受賞した品を紹介する展示販売を行うことになった。
展示されているのは、各賞を受賞した36品など。北海道からアイヌ文様などのじゅばんを使ったおしゃれな「JUBANTシャツ」(野口染舗)や、共振効果で電源を使わないアイホン専用の木製スピーカー「Loud R160」(ササキ工芸)。九州からはカレー味やシークワーサー入りの明太子チューブ(中洲酔壱ない)なども。
また、目がつまって固いためおのが折れるといわれる「斧折樺(おのおれかんば)」で作った秋田のくし「ひねり髪すき」(アートフォルム)などの実演販売も行われている。
主催者は「どれも海外に発信できる、日本の素晴らしい品々。ぜひ、実際に試してほしい」と話している。
午前10時半~午後7時半。期間中毎日、午前11時半~12時半、午後4時半~5時半の2回、金賞を受賞した札幌グランドホテルのスープが振る舞われる。
問い合わせは同ホテル((電)011・261・3311)。
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