眞子さまと小室さん、ご婚約内定 温かく笑顔あふれる家庭を

 
ご婚約が内定し記者会見される、眞子さまと小室圭さん=3日午後、東京・元赤坂の赤坂東邸

 秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまと、国際基督教大(ICU)の同級生で、法律事務所勤務の小室圭さん(25)のご婚約が3日、正式に内定し、眞子さまは東京・元赤坂の赤坂御用地にある赤坂東邸で、小室さんとともに初めて記者会見された。

 眞子さまは、小室さんの「物事に広く対応する姿にひかれた」と話され「温かく、居心地が良く、笑顔あふれる家庭をつくることができればうれしい」と笑顔を見せられた。小室さんは「いつも自然体でなごやかな家庭を築きたい」と語った。

 結婚式は来年秋の見通し。眞子さまは結婚後、民間人になられ、皇室の構成は18人に減る。政府にとって、皇族減少への対策が課題となる。

 お二人によると、交際の契機は2012年の大学での交換留学説明会。小室さんは13年12月に都内で食事後にプロポーズし、眞子さまは「その場でお受けした」と明かされた。普段は互いの名前で呼び合われているという。

 3日は午前中に天皇陛下が住まいの皇居・御所で結婚を認める裁可を行われた。その後、秋篠宮ご夫妻と眞子さまがそれぞれ御所に赴き、両陛下にあいさつされた。眞子さまは小室さんを初めて両陛下に引き合わされた。その際、両陛下からは温かいお言葉をもらったというが、いずれも「心のうちにとどめておきたい」と文言は披露されなかった。

 眞子さまは婚約されることが明らかになった5月以降、秋篠宮邸で小室さんとともに会見に向けた準備を進められていた。小室さんは皇族と結婚することを「非常に責任が重い。真摯(しんし)に受け止めている」と神妙に語った。

 会見後は、宮邸で秋篠宮ご夫妻と眞子さま、小室さんと母、佳代さん(51)の5人で夕食を共にする場も設けられた。

 婚約内定は3日午前に宮内庁の山本信一郎長官が発表。当初は7月8日の予定だったが、九州北部の豪雨被害を案じたお二人の意向もあり、延期されていた。眞子さまは会見で「被災された方々が早く落ち着いた生活を送ることができるよう願っている」と配慮を見せられた。