20年東京五輪 運営準備が本格化 開幕まで1000日通過、コスト削減必至
2020年東京五輪は28日に開幕まで1000日の節目を通過した。史上最多33競技、339種目が実施される一大イベントの準備は運営面を含めた新たな段階に入る。地元開催の晴れ舞台を目指す日本選手の躍進も目立ち、新たなヒーロー、ヒロイン候補が生まれている。
20年東京五輪はこれから大会運営の準備が本格化する。メーンスタジアムの新国立競技場をはじめとする施設の建設が着々と進む中、大会組織委員会は競技日程の策定や開閉会式の演出を手掛ける監督の選考にも着手。予備費を除いて1兆3850億円と見込む開催経費のさらなる削減を大きなテーマとして、年内に第2版の予算計画をまとめる。
10月4日、国際オリンピック委員会(IOC)のコーツ調整委員長は組織委との事務折衝を終え「10億ドル(約1120億円)は達成可能な目標」とさらなるコスト削減を求めた。
具体策として競技会場などに設けられるVIP専用の五輪ファミリー用ラウンジの縮小も提案。巨額の負担を伴う五輪の招致が冷え込んでいる状況を危惧するIOC側からも身を切る決意を示した。
組織委も選手村の簡素化、開閉会式の短縮など25項目の経費削減案を提示。森喜朗会長は「未来に続く大会のモデルとなるため、準備を進めたい」と、新たな五輪像を示す意欲を口にした。
競技日程は年内に大枠を固める方針。「復興五輪」をアピールするため、福島県営あづま球場で日本の初戦を行う野球・ソフトボールは、どちらかの試合を開会式翌日の7月25日に組む方向となっている。閉会式前日の8月8日に新国立競技場で予定していたサッカー男子決勝は過密日程を理由に別会場に移し、代わりに女子決勝を7日に新国立で実施する案が検討されている。
注目の開閉会式は五輪とパラリンピックの式典を連続性のある「4部作」としてストーリー性を持たせる方針で、監督は年内にも決まる見通し。47都道府県を巡る聖火リレーのスタート地点や全体の日数は来年3月までに示される。
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