「指示30分遅れは致命傷」 要援護者避難ルポ 川内原発防災訓練 (2/2ページ)

2013.10.11 23:25

 福島第1原発の事故では、双葉病院(福島県大熊町)の介護施設で県と現場の連絡ミスから避難が遅れ、患者ら50人が亡くなった。浜田園長は「30分の遅れは本番では致命傷になりかねない。自分の最終判断で出発する覚悟も必要と痛感した」と振り返った。

 避難先は約12キロ離れた市街地にある病院。通常は車なら15分足らずで到着するが、経路は片側1車線の狭い道で、この日も道路工事による交通規制が行われていた。事故時は避難で渋滞が予想される。

 職員は安定ヨウ素剤に見立てた切符を持ってバスに乗り込んでいたが、事前に配られた使用説明書には、どういう状況で誰の判断で服用すればいいのか、記述されていなかった。

 訓練に参加した施設利用者の中村由江さん(85)は「脚も悪くて、今回のように周りの人に助けてもらうことなる。1人暮らしなので、夜中に事故が起こったらと思うと不安です」と話した。要援護者の避難は十分なのか。不安を残す訓練だった。(玉崎栄次)

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