東京電力福島第1原発の汚染水問題で東京電力は15日、人為ミスなどの再発防止に向けた対策をまとめた報告書を原子力規制庁へ提出した。人員不足や連絡不足といったトラブル発生の原因を挙げた上で、作業員の増強や、設備を管理する専門部署の創設を打ち出した。
汚染水漏れでは、東電社内でタンクの移設状態などが十分に把握できていなかった。こうした情報不足を解消するため、タンクや汚染水処理設備の情報を関連部門の間で共有できる仕組みを作るとしている。
汚染水対策の組織や人事を改革して人員強化する方針も示した。汚染水漏れなど不測の事態が発した際、追加で要員を投入できるようにするなどの改善策も盛り込んだ。
福島第1原発では、単純な人為ミスが原因の汚染水漏れが相次ぎ、原子力規制庁の池田克彦長官が今月4日、東電の広瀬直己社長に対策をまとめた報告書を提出するよう指示していた。