原子力規制委員会は25日、東京電力福島第1原発の汚染水問題をめぐり、田中俊一委員長と東電の広瀬直己社長が28日午前に会談することを発表した。汚染水問題の対応策を聞き出すとともに、東電が再稼働に向け申請した柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の安全審査を続けられるかどうかも話し合われる。
規制当局のトップが事業者側の経営幹部と会談することは異例。会談時間は約1時間を予定している。
田中委員長は23日の会見で「あらゆる問題を話したい。福島第1の問題を収めるため何ができるか、率直に意見を交わしたい」と述べていた。