勤勉か社畜か 台風下の出勤 「非日常」が問いかけた会社との関係 (3/4ページ)

2013.10.26 15:33

3.11の記憶

 なぜ、こんな日でも出勤してしまうのか。あるブロガーは「会社は社員に出勤させることが、社員は出勤して会社にいることが目的となってしまっている」として、在宅勤務にするなど生産性の観点からの判断がないことを問題として指摘。一方、ツイッターでは、「『社畜』とか揶揄するネット住民がいるけど、待っている人がいる(と自分は感じている)から、頑張って行くというだけの話だ」というつぶやきもあった。

 「3.11地震の次の日でも普通に行ってたからなぁ」(掲示板)

 自宅と会社とを当たり前のように往復していた日常が一変する経験を、平成23年3月の東日本大震災で多くの日本人が味わった。コメントや議論で当時を振り返る声が目立つのは、自然な流れなのだろう。

 首都圏を見舞った台風26号による影響は、大震災とも、そして伊豆大島の大災害とも比較にならない小さなものだったが、それでも日常に差し込んだ「非日常」の光は、「勤勉な会社員」にわが身を振り返らせる機会をもたらした。その程度で済んだことに安堵(あんど)しつつ、週末の被害が拡大しないことを祈りたい。(光)

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