■「借用書 公開しない」
猪瀬直樹知事は23日、東京都の総合防災訓練視察後に取材に応じ、徳田毅衆院議員から5000万円を受け取った問題で、関係者が「猪瀬氏が1億円の資金提供を要請した」と証言していることについて、「要請したことは一切ない。百パーセントない」と否定した。
関係者によると、昨年11月19日、徳田虎雄・元衆院議員に毅氏が「猪瀬氏は1億円を先にほしい。残ったら返すということです」と電話で相談。虎雄氏は「とりあえず5000万円」と金額を決め、直接手渡すよう指示したとされる。
猪瀬氏は取材に対し、資金を要求した事実を否定し、5000万円という金額が決まった理由は「分からない。徳田氏側が決めた」と説明。残金を返すと伝えたことも否定した。
5000万円の借用書については「探せばある」としたが、公表する考えはないことを明らかにした。
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■一問一答
主なやり取りは次の通り。
--知事が1億円を徳田氏に要請した事実は
「一切ない。百パーセントありません」
--5000万円という金額はどう決まったのか。徳田氏と打ち合わせたのか
「分からない。話し合いはなかった。金額は徳田氏側が決めた」
--「(現金は)余ったら返す」と伝えた事実は
「ない」
--借用書の存在を否定する関係者もいるが
「衆院議員会館で徳田さんの前で書いて渡した。探せばある」
--公表する考えは
「金は返しており、公開する必要はない」
--選挙告示直前の金のやり取りであり、選挙費用の借金ではないかという見方もある
「まったく個人の借金。選挙の責任者や会計責任者にも借入金のことは話していない」
--なぜ金融機関に預けず、貸金庫に現金で入れたのか
「一時的に借用して預かったという認識だった」