環境省のまとめによると、こうした飼い犬のかみつき事故は全国的に減少傾向にあるものの、平成23年度には4149件も発生。イヌの登録別で見ると、飼い犬が全体の9割に上った。
かみつきによって死傷したのは4174人いたが、被害者が飼い主やその家族だったのは209人にとどまり、大半が他人。事故が起きた状況は「通行中」や「配達・訪問等」で過半数を占めており、イヌのかみつき事故は不意に飼い主以外が襲われるケースが多いといえそうだ。
飼い犬がけがをさせた場合、飼い主は刑事・民事の両面で責任を問われかねない。昨年5月には山梨県笛吹(ふえふき)市で90歳の女性が散歩していた土佐犬に首をかまれて死亡。飼い主の男性は重過失致死罪に問われ、今年3月、禁錮1年2月の実刑判決を言い渡された。