発光ダイオード(LED)照明の設置事業をめぐり、大手広告代理店「電通」の100%子会社「電通ワークス」(東京都中央区)がLED販売会社「ワールド・ワイド・エンジニアリング」(同)に製品代金の支払いを求めた訴訟の判決が6日、東京地裁であった。森冨義明裁判官は請求通り3億円の支払いを命じた。
ワールド社をめぐっては、電通ワ社に実体のないLED照明設置事業を持ちかけて現金を詐取したとして、警視庁が詐欺容疑で捜査している。
判決によると、電通ワ社は平成22年7月、LED照明の設置事業で、ワールド社から仕入れたLED照明を販売する代理店契約を同社と締結。23年3月までに前渡し金として約45億8900万円を支払うなどした。しかし、ワールド社からLED照明の開発・製造依頼を受けて製品を納入した下請けの製造会社に対し、ワールド社が代金を支払わなかったため、下請け会社がワールド社への未払い代金請求権を電通ワ社に譲渡。電通ワ社が、支払いを求める訴えを起こしていた。