17歳の高校生は「駐輪場があることは知っていたけれど、面倒くさくて止めてしまった」。61歳の主婦は「ほかの場所を知らなくて、目の前の駐輪場が一杯だったので、止めれないと思った」と話す。
こうした状況は阿倍野区役所も把握しており、放置自転車対策として対策会議を設置。会議に参加している阪南大の松村嘉久教授(観光地理学)は今年12月、阪南大の学生ら約35人とハルカス周辺地域に繰り出し、放置自転車の防犯登録を調べ、自転車がどの地区から多く来ているかを調査した。
ハルカス全面開業の来年3月までに、利用目的や自転車が集まる時間帯の調査などデータの収集を本格化させる考えだ。
松村教授は「放置自転車は地元にも観光客にも迷惑。データを分析し、どこに駐輪場への誘導員を配置するかや、駐輪無料時間帯の効率的な運用などに活用したい」と話している。