平成22年7月、小保方晴子さん(左)はSTAP細胞研究への協力を求めるため、まだ面識のなかった若山照彦さんが在籍する神戸市の理化学研究所を訪問した(若山さん提供)【拡大】
若山さん自身は、STAP細胞が他の万能細胞と違って、母体から胎児へ栄養分を送る胎盤に分化できる点に注目している。胎盤を形成できれば、元の細胞と同じ遺伝子のクローン生物を作れる可能性があるからだ。
若山さんは「優良家畜のクローン生産にも応用できそうだ。品評会で優勝したような牛や豚をクローンで大量生産したい」と意欲を燃やしている。
わかやま・てるひこ 昭和42年4月、神奈川県横須賀市生まれ。茨城大農学部卒、東京大大学院博士課程修了。米ハワイ大助教授などを経て平成13年、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターチームリーダー。24年から山梨大生命環境学部教授。