【どこまで進む? 再生可能エネルギー】慶応義塾大学理工学部教授・佐藤春樹氏 (2/2ページ)

2014.4.7 05:00

慶応義塾大学理工学部教授・佐藤春樹氏

慶応義塾大学理工学部教授・佐藤春樹氏【拡大】

 --環境共生型として水の利用を考えるということか

 「太陽エネルギーは、人類が使う1万倍のエネルギーを注いでいる。それでも世界の平均気温が15度を保っているのは植物のおかげだ。植物は二酸化炭素(CO2)を吸収するだけでなく、水を蒸散させて周囲の温度も下げている。水蒸気は大気中を上昇して高度1万メートルの上空ではマイナス50度にもなり、オゾン層とともに地球温暖化を防ぐ役割を果たしている。つまり、水の循環によって地球は冷やされている。例えば高層マンションを水の蒸散効果によって冷やすことを考えることも必要だと思う。しかし、現実には都市に必要な森林の割合などの研究はほとんどなされていない」

                   ◇

【プロフィル】佐藤春樹

 さとう・はるき 1975年慶応大学理工学部卒、82年工学博士。96年から教授。再生可能エネルギー協議会実行委員会分科会11(省エネ・ヒートポンプ)リーダー。61歳。東京都出身。

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