STAP細胞をめぐっては、論文に付随して公表された遺伝子データを理研統合生命医科学研究センターの研究員が独自に解析した結果、ES細胞など2種類の幹細胞が混ざったものとの疑いが浮上していた。
小保方氏は論文の撤回に同意したが、ES細胞が混入した可能性は4月の会見で否定しており、STAP細胞は存在するとの主張を崩していない。
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【用語解説】胚性幹細胞(ES細胞)
万能細胞の一種で胎盤以外の全組織の細胞に分化する能力があり、ほぼ無限に増殖できる。受精卵が分化・成長を始めた初期段階の胚の内部から、細胞塊を取り出して作製する。英国で1981年にマウス、米国で98年にヒトで作製に成功した。再生医療の基礎研究で幅広く利用されているが、受精卵を壊して作るため臨床応用には倫理上の課題がある。