今また、日本を世界にどう売り出していくかが大きな問題になっている。工業製品を大量に輸出する日本経済の形が変わり始めて久しい。日本の文化や生活に対する世界の関心は大きく膨らんでいる。安倍晋三内閣も成長戦略などで「クールジャパン」の推進や、日本食を世界に売り出す取り組みに本腰を入れ始めている。
そんな折、3つのイベントで多くの外国人が日本を訪れるのは、日本にとって大きなチャンスである。日本の素晴らしさを知ってもらい、世界へと日本の魅力を売り出していくことができるのだ。WSJに参加する162カ国の中にはまだ発展途上の国々も多い。そうした国の若者が大きな期待を抱いて大勢やってくる。ホームステイを希望している青少年も多いそうだ。
44年前との違いは大会の運営財政が厳しいことだという。政財界の大物が顔役を務めているものの、企業の寄付などはなかなか集まらない。ボーイスカウト日本連盟の理事長を務める奥島孝康・元早稲田大学総長らは、日本企業の技術やブランドを世界に売り出すチャンスになると、企業への協力を呼び掛けている。2020年へと続くビッグイベントの初っぱなが成功するか。注目される。(ジャーナリスト 磯山友幸)