【どこまで進む? 再生可能エネルギー】
究極のエコカーとされる燃料電池車の一般販売を間近に控え、水素社会の到来が期待されている。ただ本格普及にはインフラとしての水素ステーションの整備が不可欠。商用レベルのステーションについては、補助金制度がスタートし「建設が始まっている」(水素供給・利用技術研究組合の池田哲史・技術本部長)という。
同組合は2009年に石油や都市ガス、自動車メーカーなど19社・団体で設立され、経済産業省などの助成を受け水素ステーションの社会・技術実証プロジェクトを実施。11~13年度には民間企業も一部を負担する形で、商用モデル3カ所を含め全国15カ所のステーションで技術・社会実証研究を行ってきた。
最大の研究課題は水素を充填(じゅうてん)する気圧。当初は350気圧(35メガパスカル)で実験していたが、これから販売される一般市販車は700気圧のため、高圧で水素を貯蔵する技術の確立が必要となる。これはクリアできたという。