IPOSのウォルター・チュア局長(右)とビビアン・チョン副局長(中)。左はIPOSのアドバイザーを務める東京大学の二又俊文氏【拡大】
--審査請求と同じ結果が得られるのか
「そうなる。IPOSIを活用してもIPOSの本審査に影響を与えないよう情報に関する法的な壁がある。審査官はカナダ、豪州の元審査官や、激増する中国語文献を完全に翻訳できる中国語と英語に堪能な者もいる。中国語は変化に富む言語だがIPOSIでは精度の高い調査が可能だ。日本企業の依頼も増えている」
--今後の方針は
「IPOSよりもIPOSIでは広い経験を積める。さらに審査官の競争力を高めたい。2015年は100人(現在20人が研修中)体制で、20年には150人に増員する。IPOSへの出願件数は現在、年間約1万件。需要が多くなれば審査官を増やす。IPOSとしては、まず東南アジア諸国連合(ASEAN)、カンボジア、ミャンマーなどに対してシンガポールの知財サービスのパッケージや研修を広めていきたい」(知財情報&戦略システム 中岡浩)