画家、金子国義さん死去 「不思議の国のアリス」の挿絵で知られる

2015.3.17 19:50

 絵本「不思議の国のアリス」や渋澤龍彦さんの小説や翻訳書の挿絵を手掛けた画家の金子国義(かねこ・くによし)さんが死去したことが17日、分かった。78歳。

 昭和11年、埼玉県生まれ。34年、日本大学芸術学部卒業。独学で描き始めた油絵が作家の渋澤龍彦の目にとまり、41年、渋澤の翻訳による「O嬢の物語」の挿絵を担当。世紀末的、退廃的な雰囲気を漂わせる画風で知られる。

 「ユリイカ」「婦人公論」の表紙絵を担当。浴衣や着物のデザイン、歌舞伎俳優、中村勘三郎さんの襲名披露口上の舞台美術も手掛けた。

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