「クライアントは、当社の姿勢を評価してくれている」と語る米OceanTomoのマラカウスキーCEO【拡大】
--知財オークション事業を復活させるのはなぜか、また、準備はどの程度進んでいるのか
「事業を復活させる動機は、知財所有者だけでなく潜在的な買い手の両方からの知財オークションサービスをできないだろうか、と思いついたことだ。昨年、小さい案件から大きい案件まで、さまざまな規模の売り手や買い手と数多くの討議を重ね、知財取引のために、より効率がよく透明性も高いメカニズムがいまだに必要とされていることを実感した」
--オークション復活はいつごろになるのか
「クライアントは、オークションが知財の売却価値を最大化し、取引にかかわる軋轢(あつれき)や干渉を最小化し、市場の透明性を高めるためにあるという、われわれの基本的な姿勢を依然評価してくれている。現在、複数の大手企業と協力して新たな知財オークション開催へ向けた検討と準備を進めており、数カ月後には発表できると思う」(知財情報&戦略システム 中岡浩)