「もう一度、日印の橋渡し事業に挑戦したい」と語る帝羽ニルマラ純子さん【拡大】
「インド市場に参入するなら、現地の特許出願や権利化状況を調査するだけでなく、広い意味での知財を知る必要がある。インドでは何を重視しているかを知らないと、売れる製品やサービスをイメージできないし、そのために必要な特許や技術が何かが分からないはずだ」とみている。このためインドの数学やことわざなど、現地の人に根ざす発想を日本人に紹介する本も執筆し、出版している。
「夢は日本とインドを橋渡しする総合的なコンサルティングファームを作ること」。今後の活動について、「人材研修からインドの調査・進出支援へと事業を広げたい。現地進出がうまくいったらインド各地の実情に応じた日本企業の広報やPRの支援事業も準備している」と目を輝かせた。(知財情報&戦略システム 中岡浩)