データベースでは、平均気温が産業革命以前より4度上昇したと仮定した未来の気候変化を現在と比較した。予測結果が以前より幅広く示されることで、偶発的に発生する極端な気象現象まで予測できるようになったという。
気象研究所では、データベースを活用した研究が進んでいる。温暖化が進んだ場合の日本付近の降雪についての研究では、北陸地方の山沿いなどで、「10年に1度」規模の量の「ドカ雪」が降る確率が高くなるという結果が出た。また、夏の高温については、日本に猛暑をもたらすとされる「ラニーニャ現象」が現れると、10年に1度規模の猛暑の発生確率が上がることが証明されたという。
気象研究所の今田由紀子研究官は「今まで把握できなかった10年に1度規模の変化をつかむことができる」と評価。海洋研究開発機構の担当者は「各地域での気象変化を知ることで温暖化対策を進めてもらいたい」と話した。(市岡豊大)