口腔がん撲滅へ歯科医連携 検診システム化、医療費削減に一役 (3/3ページ)

2016.1.28 07:01

口腔内を観察するベルスコープを使って口腔がん検診を行う歯科医師と患者=日本歯科大付属病院

口腔内を観察するベルスコープを使って口腔がん検診を行う歯科医師と患者=日本歯科大付属病院【拡大】

 口腔がんは進行すると手術により舌や顎の骨を除去。食べたり話したりすることに支障をきたすだけでなく、見た目の悪さから自殺に追い込まれる患者も少なくないという。

 悲惨な口腔がんを防ぐには検診を定期的に受けることが有効だ。プラント機器の設計・製造を手がける大同工機(東京都千代田区)は昨秋、日本歯科大の協力を得て口腔がん検診を行った。川手修社長は「健康診断で肺がんが疑われる事例が発生し検診を受けることにした。これを機に社員が口腔がん、歯の健康に高い関心を持ってくれるといい。今後も継続的に実施する予定」という。

 日本歯科大付属病院病院長で、お口の健診の理解者でもある三代冬彦氏は「検診を実施することで早期のがん発見機会が増える。企業向け口腔検診を通して進行がん患者が減少できればと思い、この活動を強化している」と検診の重要性を説く。お口の健診では、検診時間が30分程度の個別検診スタイルでの検診を企業に呼びかけていく。

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