元伊藤忠商事社長で日本政策投資銀行の社長も務めた室伏稔(むろふし・みのる)氏が1月27日、虚血性心不全のため、東京都内の病院で死去した。84歳。静岡県出身。葬儀・告別式は近親者で行った。後日、お別れの会を開くが、日時や場所は未定。喪主は妻、政子(まさこ)さん。
1956年に東大を卒業後、伊藤忠商事に入社し社長、会長を歴任。2007年には、それまで財務省(旧大蔵省)出身者の指定席だった日本政策投資銀行の総裁に初の民間人として就いた。
政投銀の株式会社化に伴い、08年に社長に就任。融資中心だった業態から、株式出資など、よりリスクのある投融資を手掛ける組織への移行を指揮した。
08年の世界金融危機、11年の東日本大震災と、政投銀が危機対応融資で存在感を発揮した時期にトップを務め、11年6月に社長を退いた。