日本も世界最速で最高品質の審査をPRする一方、各国間の知財制度や手続き面の調整に関しては各国の主権を尊重し緩やかに進めていくことを重視し「ASPECとグローバルPPHの今後の関係について、少なくとも日本から明確な打診をしたことはない」(特許庁国際協力担当)としている。しかし欧州特許庁のように、経済統合の中で“アジア特許庁”が登場する可能性もゼロではない。そのとき本部はどこに置くのか。国交樹立50周年を迎え、日本とシンガポールの連携の行方が注目される。(知財情報&戦略システム 中岡浩)
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■ASPECとグローバルPPHの参加国
◆ASPEC
インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ラオス
◆グローバルPPH
アイスランド、イスラエル、英国、エストニア、オーストラリア、オーストリア、カナダ、韓国、シンガポール、スウェーデン、スペイン、デンマーク、ドイツ、日本、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、米国、北欧特許庁、ポルトガル、ロシア
※参加国間では、第一審査国の結果を活用できる