中国や韓国も注目する特許出願技術動向調査の報告書【拡大】
特許出願技術動向調査は、特許庁が1999年に開始した。毎年10~20分野の技術テーマを掲げ、今年度末までの累計は延べ224テーマに達する。調査報告書は1テーマにつき300~800ページ、厚さ2、3センチの冊子になる。電子媒体でも出版されている。
わが国の重点推進技術の最新情報が示され、海外からの注目度も高い。「中韓の企業は日本語が堪能で、目を凝らして読んでいる。技術情報の流出につながる危険性もある」(都内の国際知財コンサルタント)と指摘する。もちろん特許庁は配布先を確認しているが、国会図書館でのコピーは止めようがないという。
IoTに関する調査で何が出てくるのか。内容によっては、公開方法にさらなる慎重さが必要になりそうだ。(知財情報&戦略システム 中岡浩)