北海道新幹線の報道関係者向け試乗会で、新函館北斗駅に入線したH5系車両=北海道北斗市【拡大】
JR東日本は切符の代わりに携帯電話やスマートフォンを使う「スーパーモバイルSuica特急券」で、新函館北斗-東京を1万5460円(同)、新函館北斗-仙台を1万1490円(同)に設定。年会費1030円が掛かるが、前日午後11時40分まで予約でき、割引率は30%を超す。
競合する航空各社の羽田-函館便の通常期の正規運賃は2万7100~3万5200円。最安約1万円の航空券もあるが、変更できないなどの制約がある。
2011年3月に全線開業した九州新幹線鹿児島ルート(博多-鹿児島中央)は、開業後に新しい回数券が登場し、ネットでの割引も充実した。北海道新幹線でも今後、割引切符の品ぞろえが拡大する可能性がある。
旅行ジャーナリストの村田和子さんは「北海道新幹線のインターネット予約は割引率も高く、飛行機と比較しても使い勝手はいい。ホテル宿泊付きのツアーや、乗り放題パスを活用しても安くなる。旅行スタイルに合った切符を探してみてほしい」と話している。