東京都港区の発明推進協会に設置された知財総合支援窓口。特許出願を主体に権利侵害など年間約2700件の相談がある【拡大】
事業引き継ぎと同時に、INPITは知財総合支援窓口の体制を刷新、強化した。窓口支援担当者はさまざまな観点からINPITが一括選考した人材を各地の特性や実情に応じて2人ずつ計94人を派遣し、各地の運営事業者が独自採用する97人の相談対応者(従来の窓口支援担当者に准ずる)と協力して業務を行う方式にした。
また、スーパーバイザーとして、各経産局に常駐し管内の知財総合支援窓口を巡回する地域ブロック担当者を新設、INPITで選考した8人を配置した。地域での知財の理解や活用意識の醸成、知財総合支援窓口の認知度向上と利用促進のため普及啓発等業務担当者を新設、各運営事業者が1人ずつ選考し、計47人を採用した。
INPITの運営により地域はどう変わるのか、その成果が期待される。(知財情報&戦略システム 中岡浩)