元プロボクサーの亀田興毅さん救急搬送　タクシーに乗車中に意識失う

　ボクシングで日本初の世界３階級制覇を達成した元プロボクサー、亀田興毅さん（２９）が東京都港区でタクシーに乗車中に意識を失い病院に搬送されていたことが１２日、警視庁麻布署への取材で分かった。命に別状はない。

　麻布署によると、１２日午前４時ごろ、タクシー運転手が「乗客の反応がなくなった」と１１０番通報。亀田さんが病院に搬送され、軽症の急性アルコール中毒と診断された。その後、すぐに意識を回復したため、そのままタクシーで帰宅したという。

　亀田さんは平成１５年にプロデビュー。「亀田３兄弟」の長男として知られ、世界ボクシング協会（ＷＢＡ）ライトフライ級など３階級で世界王者になり、昨年１０月に現役を引退した。