昨年5月、中国・蘇州で開かれた、第8回五大特許庁長官会合に集まった各国特許庁・知財機関のトップ【拡大】
東京声明には「ユーザーとの関係強化」「高品質でグローバルに通用する審査結果の提供」が盛り込まれるが、特許庁は「発展する新技術への積極対応」を入れることを提案している。技術革新によって経済社会が変革する中、各国特許庁として知財の観点からどう対応するかが問われている。
特許庁は「東京声明に合意できたら、早ければ10月には欧州特許庁の会合で新技術に関する事務レベルワーキンググループが立ち上がる」(鹿戸俊介多国間政策室課長補佐)という。具体的なテーマはIoT(モノのインターネット化)と人工知能(AI)などが上がっており、「国際ネットワーク上の知財に関する認識や保護」「3Dプリンターの普及で発生する知財権侵害」「AIが生み出す発明とその権利化について」など。また、特許庁が新技術を活用する観点から「審査・調査業務支援への応用可能性」も論点になるとみられる。(知財情報&戦略システム 中岡浩)