
JR川崎駅の改札口を出ると、広場の壁際に「ゼニガメ」と呼ばれるポケモンを見つけた=22日10時46分、川崎市【拡大】
画面には、さきほど自分の身代わりが。と、そのとき、スマホがぶるぶると振動した。近くにポケモンがいることを知らせているのだ。
「早く探して捕まえないと…」。初めてプレーすることもあり、逃げられてしまうのではないかと焦りがちに。気持ちが高ぶり、早足に。
とりあえず、ホームでスマホの操作は危険なので、改札を出た。と、同時に画面上に、ポケモンが地面から植物の芽が出るように「ポンッ」と現れた。
「あ、ゼニガメだ!」
「ゼニガメ」とは青っぽいカメのポケモンだ。ポケモンシリーズが任天堂のゲーム機「ゲームボーイ」用のソフトとして初めて発売されたのは20年前の平成8年。当時、記者は小学生だった。夢中になってプレーした記憶が鮮明によみがえってくる。
ゲーム指示に従って、スマホを操作すると、カメラ機能と連動して、画面上に映し出された現実の光景の中に、ポケモンが登場する。画面下方には、ポケモンを捕獲するために必要な「モンスターボール」も表示されている。