【玉ちゃんのポケモンGO!(3完)】夢中になりすぎ、あわや自転車と衝突…猛反省 (2/3ページ)

スマートフォン向けアプリ「ポケモンGO」をプレイする利用者=22日午後、東京・秋葉原(古厩正樹撮影)
スマートフォン向けアプリ「ポケモンGO」をプレイする利用者=22日午後、東京・秋葉原(古厩正樹撮影)【拡大】

  • 初めての対戦は惨敗。育てたポケモンも次々と敗れ、最後に残ったゼニガメが戦っている

 こいつを育てよう。捕獲したポケモンにニックネームを付けられる仕組みになっているので、命名した。「玉ブーバー」。われながらいい名前だ。愛着がわいてきた。

 さらに、ポケモンを捕獲した際などに入手できる「ほしのすな」というアイテムを使えば、「CP」という強さを示す数値を上げることができる。当初は、CPが「90」ほどだった玉ブーバーを「280」まで成長させた。

 その後、「おこう」という煙を使って一定時間、ポケモンを近くに招き寄せるアイテムを使うなどして、2つの頭を持つダチョウのような「ドードー」や、卵形の「タマタマ」も捕獲した。タマタマという名には親しみを感じざるを得ない。

 午後3時半。明日の朝刊への原稿も書かなければならない。そろそろ会社へ戻らなければいけないと、千駄木方面へ。おしゃれな商店や民家が軒を連ねる閑静な住宅街を、スマホの画面を見ながら歩いた。

 交差点にさしかかったところで、ポケモン発見、引き寄せられてボールを投げる。そのとき、「キーッ」という急ブレーキの音。危うく出合い頭に自転車と衝突しそうになった。「すみません」。気を付けていたつもりだが、ついつい夢中になってしまった自分に驚いた。「歩きスマホ」は危険だ。自覚していながら、こんなことに。子供だったらもっとのめり込んでいてもおかしくない。政府が異例の注意喚起をするのも当然だ。

 猛反省して、ゲームをやめ、地下鉄の駅へと急いだ。

さっそく対戦しようと、先輩の女性記者を呼びだした