
将棋を指すデンソーの人工知能ロボット。(写真=Rodrigo Reyes Marin/AFLO)【拡大】
カウンセリングに限らないことですが、世界のどこかの人工知能が成長すれば、ほかの人工知能もその成長を共有できるというスラン氏の見解は、人工知能のすごさをズバリと突いています。それを人間がうまく活用できれば、たとえば医師のクオリティもかなり均等になるはずです。「あそこの病院へ行かなければこの病気は治らない」というケースも、近所の病院で解決するようになるかもしれません。
人工知能同士が互いを調教して高め合うという事例は身近なところでも起きています。広く知られているのが将棋。人間から学ぶことがなくなった人工知能同士が戦ったら、人間が全然手の届かないところまでいってしまいました。プロの棋士は、この人工知能同士の対戦を見て勉強していると言われているほどです。
人工知能が普及すると人間はダメになるか?
自動車の自動運転については、世の中に一つのメーカーしかないという前提であれば、事故はほぼ起きないところまできています。しかし、現実には複数のメーカーがあり、共存する中での安全性をどう探るかは難しい問題です。