【生かせ!知財ビジネス】新たな“押印文化”で営業秘密を守れ (2/2ページ)

2016.9.9 05:00

 用途は、秘密とされる研究者のノートや開発データの管理、開発や生産の現場で技術を先使用した証拠などの記録、契約書などの重要書類管理と多岐にわたる。

 開発中のサービスは、ユーザーが専用サイトへ入り、原本となる文書をアップロードするだけで、専用サイトから原本、メキキの証明書、TSTを1つにまとめたPDFファイルが戻される。TSAにTSTの発行を求める際、原本だけでなくメキキが発行する証明書を一体化させたPDFファイルを自動的に生成する。このPDFファイルを基に、ハッシュ値に対してTSTを発行する点に特徴がある。

 原本、メキキの証明書、TSTが完全にひも付けされる上、ユーザーの利用履歴(日時、利用者、ファイル名)が専用サーバー上に残るため、客観的な証拠能力が高まる。原本の文書は処理終了後、即座に削除される。

 「中堅中小企業の営業秘密管理対策は喫緊の課題。知財に関する専門知識がなくても簡便かつ迅速に導入できる」(発明通信社の山縣大輔社長)。年内の発売(価格未定)を目指している。(知財情報&戦略システム 中岡浩)

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。