
設立10周年を祝う会で挨拶に立つVALUENEXの中村達生CEO【拡大】
--ビッグデータやAI(人工知能)の時代を迎え、大量のデータ活用に対する理解が進んできた
「そうだ。日本の大手企業では今、2030年の製品、サービスの予測分析を盛んに行っている。未来を予測する手法をプレディクティブアナリティクスというが、海外の主要企業では既に、研究開発、投資、マーケティングなどの分野で導入されている。当然、企業評価の基準は過去の実績より未来の可能性へと移っている」
--今後の展開は
「最も重要なことはアルゴリズム(計算手法)の創出だ。流行のAIも問題を解決へと導く解析モデルを使用するためのアルゴリズムを載せている。アルゴリズム開発企業の矜持(きょうじ)をもち、ごまかしのない正しいサービスを、業種を問わず全世界へ提供していきたい。9月には米国ワシントンで初のVALUENEXフェアを行う」(知財情報&戦略システム 中岡浩)