子育てできず「時短切れ転職」 ワーキングマザー、残業が壁に (2/3ページ)

2016.10.10 07:07

転職先の職場で上司と話す高野佳奈子さん=7月、東京都内
転職先の職場で上司と話す高野佳奈子さん=7月、東京都内【拡大】

 システムの保守・管理をしていた都内の女性(41)も、時短切れが迫り派遣社員に転じた。6歳の長男がいる。障害が起きれば深夜にも業務が生じ「時短なしでは働けなかった」と話した。

 育児・介護休業法は、3歳未満の子がいる親が希望した場合、原則1日6時間の時短勤務制度などを設けるよう企業に義務づけている。これに関し罰則規定はなく、厚生労働省の調査によると、制度がある企業は2015年度で約6割だ。残業の少ない職場では、時短を取らずに働き続ける女性も多い。

 だが残業が日常化していると、両立は難しくなる。大半の保育所や学童保育所は、夜8時以降の預かりに対応していない。親として、夜遅くまで子供を預けることへの抵抗も強いためだ。

短時間でも経験を生かせる仕事をしたいというニーズに応える企業も出てきている

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。