
熊本地震から半年となり、犠牲者に黙祷をささげる蒲島郁夫知事(左奥)ら=14日午前、熊本県庁【拡大】
4月の熊本地震発生から14日で半年。被災地にはこれまで延べ約11万5000人のボランティアが入り復興を支えてきた。がれきの撤去や仮設住宅の整備などが進み避難者が大幅に減少したことに伴い、ボランティアへの要請も当初の「応急対応」から「復旧・復興」に移り、内容も多様化している。一方、活動者は減少傾向で、安定確保が課題となる。熊本県庁や熊本市議会では14日午前、犠牲者に黙祷(もくとう)。蒲島郁夫知事は記者会見で「本格的な復興に向け、みんなが一体となって歩み出す段階を迎えた」として再建事業を急ぐ方針を示した。
震度7に襲われた益城町の避難所では14日もボランティア約10人が活動。体操を教えている田中裕子さん(48)は「仮設住宅にも来てほしいとの要望もある」と避難所の閉鎖後も活動を続ける。
熊本県社会福祉協議会によると、これまで県内17市町村の協議会を経てボランティアが被災地で復興に携わった。地震発生後は各地のボランティアセンターに長い列ができたが、5月の大型連休を境に減少の一途をたどり、1日当たりの活動者数も4月の約1600人に比べ、9月は約90人。支援要請が減少していることも背景にあるという。