
傷が付いてしまい使用不能となった太陽光パネル(R2S提供)【拡大】
--事業化への課題は
「廃棄物処理業の観点だとリサイクル優先に考えるが、リユースを含めた事業検討を行わないと採算面で不安が残る。太陽光パネルにはさまざまな物が混ざっているため、廃棄する立場からすれば、すべて処理業者に持っていってほしいと考えるが、処理業者からすれば、分別が難しく、きちんと有価物が取り出せないと買い取れないと考える。需要と供給のミスマッチを減らすことが求められる」
--どう軌道に乗せるのか
「いまはリユースされた中古品へのニーズが高いが、廃棄量が増えてくれば、リサイクルへの関心も高まる。当面はリユースをやりながら、リサイクルの枠組みを作り上げていく。さらにリユースやリサイクル後の出口戦略の構築も不可欠だ。例えば、中古品では系統電力に接続しないオフグリッドによる門灯などへの需要がある。リサイクルの分野でも、ガラスを焼いた透水性の高いブロックなどの用途が考えられる」(松村信仁)
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【プロフィル】小野広弥
おの・ひろや 水処理関連会社などを経て、2006年市川環境エンジニアリング入社。12年バイオエナジー出向、14年市川環境エンジニアリングイノベーション事業室を経て、16年3月からR2S代表。長崎県出身。45歳。