
国際宇宙ステーション(下)に取り付けられる「こうのとり」6号機=13日(JAXA・NASA提供)【拡大】
物資補給機「こうのとり」6号機が14日午前3時24分、国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに成功した。
13日夜に到着した後、金具で固定し、電気配線や通信系統などの結合が完了。14日未明、飛行士が扉を開けて入室した。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で管制作業にあたった前田真紀フライトディレクタは「予定より25分ほど早く着いたと思う。日々の訓練でもできることは待たずに早くやることを心掛けていて、その積み重ねだと思っている」と胸を張った。
こうのとりは来年1月末、不用品を積み込みISSを離脱。人工衛星の破片などの「宇宙ごみ」を除去するための基礎実験を行った後、大気圏に再突入して燃え尽きる。