
バレーボール会場は有明アリーナ。記者会見する小池百合子都知事=16日午後、都庁(酒巻俊介撮影)【拡大】
五輪基準へ改修が必要とはいえ、東京から近く国際大会の開催実績もある。都関係者は「(長沼断念、横浜採用の)1勝1敗になる」と話し、IOC幹部も当初は「ワーカブル(実行できる)」と前向きだったとされるが、11月27日の現地視察を契機に態度を硬化。
2日後の4者トップ級会合で、小池氏はバレーボール会場について「結論先送り」の選択肢を取らざるを得なかった。小池氏側は焦りをみせ、有明案を磨く作業が急ピッチで進められた。
小池氏と対立する大会組織委員会の森喜朗会長は16日、「(有明は)前から決まっていたことではあるが、結構なこと」と歓迎の意向を示し、「(一連の見直しで)半年くらい準備が遅れている。急がなければいけない」と指摘した。
一方、当初は見直しに批判的だった都幹部は「小池知事が動かなければコストの大幅削減はなかったし、都民の関心も高まらなかった」と今回の決着を素直に評価した。