「ビジネスモデルを変えようとするときに知財的な観点は絶対に要る」と語る渡部俊也教授【拡大】
--それは知財部門にとっては相当な難題だ
「知財部門の本音は、事業戦略対応で目いっぱいということだ。全社戦略は本来、知財部門の仕事ではないレベルにあり、三段跳びのような感じになる。だが企業が新時代に対応してビジネスモデルを変えようとするときに知財的な観点は絶対に要る。知財部門でできないなら、(経営者は)別の人たちにやらせるようになるかもしれない。知財部門の仕事ではなくなるかもしれない。これが現状だ」(知財情報&戦略システム 中岡浩)