
プレ金企画を打ち出したメイド喫茶のHoneyHoney=24日、東京・秋葉原【拡大】
大規模量販店の様子を見た後は、小規模のパソコンパーツ店が軒を連ねる裏通りに足を踏み入れてみた。
女子高生風の衣装やコスプレ姿になった女性らが客引きに精を出している。
手にしているボードをみると、居酒屋など飲食店への案内などが多いようだ。 ただ、プレ金とは関係ないのか、土日よりも客引きの数は圧倒的に少なく見えた。
コスプレ姿でチラシを手にしていた客引きの女性に聞いてみる。
「プレ金だけど手応えとかどうですか?」
「え、プレ金って何ですか?」
「…」
さすがにその逆質問には絶句するしかない。
東京ラジオ会館で、スマホケースショップの男性店員が言っていたように、「まだまだ浸透してないと思う」というのが実態なのかもしれない。
秋葉原といえば、メイド喫茶だ。
パーツショップ通りの雑居ビルの2階にあるメイド喫茶「HoneyHoney」をのぞいた。「おかえりなさいませ、ご主人様!」と、明るい店内で元気いっぱいにメイドたちがお迎えしてくれた。
オムライスなど手作り料理とお酒が自慢という同店は午後5時以降の入店は、最初の注文時490円までのドリンク1杯無料というプレ金企画を打ち出していた。
店の客は数人程度だった。いつも夜にかけてじわじわ客が増えるのだという。
運営会社の平沢雄介社長は「まだ始まったばかりだから。でも会社で疲れたサラリーマンら常連さんがこれから金曜に癒やされにくると思うし、しばらくプレ金企画は続けますよ」と語った。(WEB編集チーム 柳原一哉)=続く
◆【プレ金アキバ】(1)「プレ金、初めて聞いた」と30代男性 ヨドバシでは限定セール
◆【プレ金アキバ】(3)カラオケも料理も“プレ金”価格だ 「秋葉で安く飲めるとこないかなー」 何杯飲んでも1杯=1ドル!