--企業内で経営や人事などと知財との部門連携は
「部門間は近づいている。当社も特許管理の中に人事データを取り込む機能をすでに提供している。大企業でも手作業で行われている知財部門から他部門への情報提供も、今後は徐々にシステム化されるだろう。少子高齢化の影響を受け企業内組織構造が変わりつつある中、新たな知財業務というか、経営的観点で統合された業務へ変わっていくだろう。当社も利用者のニーズを見ながら、さらに一歩先を考えたサービスを提示していきたい」(知財情報&戦略システム 中岡浩)
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【プロフィル】高野誠司
たかの・せいじ 東北大大学院修了。1990年野村総合研究所入社。99年弁理士登録。2001年NRIサイバーパテント設立、社長に就任。53歳。愛知県出身。