
ハンドスピナー(門井聡撮影)【拡大】
ただ、販売量の増加に伴って安全性の課題が指摘されており、海外では、回転するハンドスピナーが目に当たって角膜を損傷したり、子供が部品を飲みこんだりする事故が報告されている。業界関係者によると、国内の通販サイトでも安全性が不確かな商品が出品されていた。
日本玩具協会では7月下旬、ハンドスピナーのST基準を厳格化。「形状が鋭利ではない」「回転中に付属部品が外れない」などの項目を追加した。メーカーでは今後、検査の適合を示す「STマーク」を商品に付ける動きが加速するとみられる。
アマゾンジャパンは、ST基準のほか、同様の海外の安全基準を満たしたハンドスピナーについても出品を認める方向。安全性の確保を求める要請は、一部の販売業者大手には6月下旬に出されている。