
尖塔部分で修復作業が進む寺院=6月29日、ミャンマー中部バガン(共同)【拡大】
しかし、バガンを訪れる観光客数は今年1~3月期に前年比20%近く増加した。遺跡群の背後に沈む夕日を眺めるため、急な階段を上って仏塔上部に集まっていた数百人の観光客の一人、フランス人のアランさんは「ここからの眺めは素晴らしい。世界でもこれに並ぶものはそんなにないんじゃないか」と感嘆する。
バガンでは1975年の地震でも大きな被害が出た。軍事政権は90年代に大がかりな修復をしたが、遺跡関係者によると工事では大量のセメントを使用、建立当時の建材を用いる遺跡修復の常道を外れていた。96年、当時の軍政がバガンの世界遺産登録を申請したが認められなかった大きな原因の一つとされる。現在の修復工事はユネスコの助言を取り入れて行われている。(バガン 共同)