【生かせ!知財ビジネス】NGB、インド発のAI特許ツールを検証 (2/2ページ)

Xlpatを開発しているXlpatLabsの共同代表の3人。(左から)コマル・タルワール、ジチン・タルワール、サンデップ・シン・コーリの各氏
Xlpatを開発しているXlpatLabsの共同代表の3人。(左から)コマル・タルワール、ジチン・タルワール、サンデップ・シン・コーリの各氏【拡大】

 技術分類ではXlpatの自動分類機能の精度を検証。自動車関連の米国特許公報344件を「車線維持支援(LKA)」と「クルーズコントロール(CC)」という項目で自動分類し、人による分類と比べたところ、再現率(見落とさない割合)はLKA73.3%、CC67.0%、適合率はLKA57.8%、CC50.6%だった。NGBは「一定の水準にはある」とみる。

 AI技術を使えば、膨大な情報を短時間で検索、解析できる。人並みに精度が高まれば、特許調査部門の人員と業務時間をほかの業務へシフトできる可能性がある。AI特許ツールの今後の進化が注目される。(知財情報&戦略システム 中岡浩)